国家検定一級印章彫刻技能士とは…？　京都のはんこ屋万字堂

【国家検定一級印章彫刻技能士とは…？】

【印章彫刻技能士とは…？】
　印章(はんこ)業界に於いて唯一の国家認定資格です。
　厚生労働大臣(私の時は労働大臣でした)認定の技能士(職人)です。
　国家資格である技能検定制度の一種で、印章彫刻に関する学科試験および実技試験に合格した者をいいます。
　技能検定は「職業能力開発促進法」の規定によって、都道府県知事(問題作成等は中央職業能力開発協会、試験の実施等は都道府県職業能力開発協会)により実施されます。
　印章彫刻技能士の技能検定には、木口彫刻作業とゴム印彫刻作業に分かれ、それぞれ1級と2級があり、受験資格や実技試験の内容が異なります。

【印章彫刻技能士(木口彫刻作業)試験概要】
受験資格
1級
　7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験
　※学歴により必要な実務経験年数が異なる
2級
　実務経験2年以上
　※学歴により実務経験が不要になる
実技試験(木口彫刻作業)
1級
　柘(つげ)材による16字の役職印を彫刻する。
　判下揮毫を行う。
　試験時間＝5時間30
2級
　柘(つげ)材による9字の社印（角印）を彫刻する。
　試験時間＝5時間
学科試験（1級・2級）
　・印章一般
　・印章彫刻法一般
　・印章文字
　・材料
　・安全衛生

技能検定の合格者には、厚生労働大臣(1級)または都道府県知事(2級)から“合格証書”と“技能士章”（1級：全体が金色、2級：全体が銀色）が交付され、『技能士』と称することができます。

【技能士とは…？】
　技能士(ぎのうし)とは、技能検定に合格した人に与えられる国家認定資格であり、技能検定に合格しないと名乗ることはできない名称独占資格です。
　職業能力開発促進法により、技能士資格を持っていない者が技能士と称することは禁じられており、技能検定に合格せず名乗った場合は法律で罰せられます。

【一級印章彫刻技能士の証(あかし）】

【合格証書】

合格直後に改名したため合格証書は
旧名：山﨑忠博となっています。
※合格証書の裏には『技能士番号』と
『交付年月日』が押印されています。

【一級技能士章】

【一級技能士章(裏)】

※一級技能士章の裏には
『１級技能士章』・『労働大臣』
と刻まれています。

私は修行の関係上、兵庫県にて技能検定を

受けさせていただきました。

その際の、一級技能検定(全職種)に於いて

成績が優秀であった者(合格者のごく一部)に

以下の賞状が授与されました。

改名後のため賞状は山﨑弘智となっています。

以下は、一級技能検定に合格した者のみ
購入が可能となり提示することが出来る

一級印章彫刻技能士の証(あかし)です。

【一級技能士金証】

【一級技能士盾】

※この他にも数種類ありますが

当店は購入しておりません。

・・・・・・・

私、はん工房万字堂２代目

山崎弘智(旧名：忠博)は
木口彫刻作業の一級印章彫刻技能士です。
(技能士番号：91-1-057-28-0002)

ちなみに…

万字堂初代(私の父) 山崎文聖(旧名：治久)も
木口彫刻作業の一級印章彫刻技能士でした。

初代の妻(私の母) 山崎叶恵(旧名：美佐子)は
ゴム印彫刻作業の一級印章彫刻技能士でした。

【ご注意ください！】

　この国家資格がなければ“はんこ屋”が営業できないというわけではありません。
　残念ながら法整備が進んでおらず、資格がなくても営業が出来てしまいますので、技能士資格を持っていない店が、数多く存在しています。
　しかも、その多くが『手彫り』や『手彫り仕上げ』や『完全手彫り』と謳っています。
はんこ(印鑑)の彫刻方法は以下の三つです。
『手彫り(完全手彫り)』
『手仕上げ(手書き・手仕上げ)』
『機械彫り(ロボット彫刻)』
※『手彫り仕上げ』という彫刻方法はありません。
※『手彫り仕上げ』は『手仕上げ』です。『手彫り』ではありません。
　『手彫り仕上げ』などと言った紛らわしく、お客様を惑わすような表記をしている店がありますのでくれぐれもご注意ください。

※彫刻方法に関して詳しくは≪彫刻方法の違い ≫をご覧ください。

【一級印章彫刻技能士以外の“名称”について…】

　『一等印刻士』は、国家資格ではありません。

日本印章協会の認める民間資格であるため、協会に属さない“職人”には無縁の名称です。

　『伝統工芸士』は、国家資格ではありますが…。

　印章の場合山梨県在住が原則となっているため、他府県の“職人”には無縁の名称です。

　その他の名称につきましては、ここでは省略させていただきます。

　関心をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

【はんこ(印鑑)をお作りになる際には…】
　『はんこ(印鑑)』をお作りになる際には一級印章彫刻技能士が実在する『はんこ屋』をお選びください。

『合格証書』等を提示している『はんこ屋』でも、一級印章彫刻技能士が実在しているとは限りません！
「職人の顔が見える店」・「職人の声が聞ける店」であることが重要です。

　また、「彫刻作業を実際にご覧いただける場所」となる実店舗を有することも重要なポイントです。

『はんこ(印鑑)』は破損または紛失しない限り、“一生”お使い頂けるものです。

　“良い”『はんこ(印鑑)』をお求めになるなら、“嘘偽り”のない、“確かな腕(技術)”を持つ、“職人(一級印章彫刻技能士)”が“実在”し、“実店舗”を有する、“良い”『はんこ屋』をお選びください。

京都府長岡京市にて創業５０余年の実績
技術と信用を誇る
国家検定一級印章彫刻技能士の店
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